就活サポートのお話し⑧インターンシップ
この度、経団連では今後の就職・採用活動や大学教育の在り方を話し合う産学協議会が行われ、
「Society 5.0の大学教育の実現に向けて」という10項目にわたる行動計画が発表されました。
https://www.keidanren.or.jp/policy/2020/028_actionplan10.html
その中でインターンシップに関する項目もありました。
学生たちがインターンシップを通して十分な就業体験ができるようにという内容です。
そこで企業側に伝えられていることは、「大学における学修、学事日程を尊重した採用選考活動やインターンシップを実施する」ということ。
そして、『「ワンデーインターンシップ」は、就業体験が十分確保できないことから、この名称は使用しない』と書かれています。
これまで「ワンデーインターンシップ」という形で学生を受け入れる企業がありましたが、実際には就業体験というよりも企業説明や会社体験的な内容であり、
企業での仕事や様子を十分に理解できる内容ではなかったという学生の声をよく聞いてきましたので、そのようなことも背景にあるのではないかと考えます。
弊社でもインターンシップは学生に勧めているのですが、その目的の一つに「インターンシップで企業を見て感じることができる」と考えています。
企業を見る、というのは、企業での仕事内容などはもちろんですが、社内の雰囲気、人、価値観、職場環境などです。
そういったことを自分で感じとることが大事だと考えています。
企業側もインターンシップ受け入れ期間中に、学生の人柄、働く姿勢などを見ることができます。
お互いを知り確認しあえるインターンシップによって、納得できる(後悔しない)就職活動/採用活動に繋がっていくと考えます。
しかしながら、ワンデー(1日)のみですと、「お互いを知り確認しあえる」場や時間が限られている為、十分な効果が得られるのは難しいと考えていますので、
学生さんたちには、もしも本当に興味のある企業や産業があればしっかりと就業体験のできる長期インターンシップをお勧めしたいと思います。
そして、学生にはインターンシップ前に、しっかりと心得ておいてほしいマナーやルールがあります。
良い就業体験ができ、そして、それが就職活動に繋がっていくようなインターンシップとなるように今から準備していきましょう。