リーダーシップのお話➂

自分らしさ

リーダーシップのお話➁で「自分らしいリーダーシップスタイル」というお話しをしました。

「自分らしさ」ってなんでしょうか。
どうやって「自分らしい自分」を見つけるのでしょうか。

フルリバでは学生の就職支援を行っていますが、そのときにまず指導するのが「自己分析」です。
自分の過去を振り返りながら、自分の好きなこと、嫌いなこと、得意なこと、不得意なこと、興味のあること、頑張ったことなどをかき出し、
自分の強みや弱み、自分の良さを深く知る作業です。
これは、学生時代(就職時)だけでなく、リーダーになってからも行ってほしいことです。
みなさんは常に進化しているのですから。経験も知識も、人とのかかわりも増え、みなさんの価値観も過去も上書きされているのですから。

スイスのビジネススクールIMD教授のギンカ・トーゲル(Ginka Toegel)さんの書物*1 の中で書かれていた
ロンドン ビジネススクール ゴーフィー教授たちの言葉⋆2を紹介します。

本物のリーダーだと認めてもらうためには、
1.言行一致を徹底する。
2.(自分自身を理解してもらうために)部下との共通基盤を見出す

上記2つが必要だということです。
それを行う上でも、「自分をみつめ、自分らしさ」を大事にしてください。

*1) ギンカ・トーゲル「女性が管理職になったら読む本」小崎亜依子+林寿和 訳・構成 日本経済新聞出版社 2016年6月22日出版
*2)ロンドン ビジネススクール ゴーフィー教授たちの言葉:Rob Gofee & Gareth Jones, “Managing Authenticity: The Paradox of Great Leadership,” Harvard Business Review, Vol.83, No.12, December 2005, pp.87-94)