Business Communication in Japan

Business Communication in Japan

私が尊敬するビジネススクールのY教授のお話です。
「ケースをリードするには、時間をかけずに”ラポール”を作る必要があります」
ケースとは、実際の経営事例を読んで受講者が議論をしながら問題発見や解決をし、学んでいくことです。多くのビジネススクールでは、このケースメソッドを用いた授業が行われています。

フランス語でラポールとは、「橋をかける」という意味ですが、
人間関係においては信頼関係、良い関係をつくるという意味で使われています。

「ケースをリードする人は、聞き上手でなくてはなりません」
実は、私も自分自身でケースを書き、ケースをリードするという授業をとっていたのですが
そのときに、Y教授が教えてくださったことでした。

Y教授は、ケースを用いて授業をされる際に、まず生徒全員の名前と顔を覚えて授業をされます。生徒の発言を聞きながら授業を進められ、議論する内容は難しく緊張感ある授業なのですが、どのような発言に対しても受け止めてくれるという安心感がありました。

ケースをリードする側と受ける側とに「ラポール」を作るというのは、そのようなことなのだと、私自身もケースリードを行って感じ、また、その難しさを感じました。

あるとき、Y教授から「ケースをリードすることも、会社や組織をリードすることも一緒で、リーダーは聞き上手でなければならない」というお話もいただいたのですが、聞き上手でありながら人や組織、クラスを纏めていくことはとても難しいことだと、最近その話を良く思い出します。

そして、最近もう一つ感じているのが、「間合い」の効力です。ラポールをうまく作っていくための「間合い」です。聞き上手でありながら、組織を纏め、自分も発信し時には相手の陣地に入っていくための「間合い」です。

私は、大学生の頃に剣道をしていました。剣道を通して学んだことの一つに、相手との「間合い」があります。剣道歴は短いので、奥深いことを理解できてないとは思うのですが、毎日の稽古の中で「間合い」について私が理解し身体で覚えたことは、自分が攻めやすく、相手から攻められない距離を作る、ということでした。その「間合い」をうまく取れた方が先手を打ってくる・・。うまく間合いがとれた瞬間に「ここだ!」と打っても取られてしまうこともある・・。間合いの取り方、そこからの出方も難しい。。。

最近、セミナーなどを開いて、その「間合い」の取り方を再びよく考えるようになりました。
講義の上手な教授との出会いもそうですが、仕事でお会いする話の上手なビジネスマン、弁護士やアドバイザー、キャリアカウンセラーといった方々とお話していると、その「間合い」の取り方に学ぶところが沢山あります。

「間合い」を英語にすると、suitable time, appropriate distance… という感じでしょうか。でも良い英語にならないので、次のブログではそのまま”maai”と書くことにしようと思います。

ビジネスで良い「ラポール」を作るための「聞き方」と「間合い」を考え、実行していきたいと思います。

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